大人の階段

明治大学国際日本学部宮本ゼミ2期生のブログです。

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2013/02/21(Thu)

【第41回】「DAWがスタジオ・自宅にもたらしたもの ーDTM時代のレコーディングー」

とうとう卒論日記も最後になってしまいましたね。

これから自分にあるイベントを確認してみたら「卒業」とつくものばかりで驚愕しています…光陰矢の如し。

そして沖野さんと同じく、
風邪をひいてゼミの卒業旅行に行けませんでした(>_<)
今も鼻ったれなのですが、多分これは花粉だと信じています。

Facebookでみんなが楽しそうにチューチュートレインやっている姿を見て、やるせない気持ちになった千葉が第41回を書かせていただきます!


まず、前回のゼミブログを更新したときに「もう一山ある気がする」と書いたのですが、、

本当にもう一つ、おっきな山がありました…

というのも、先行研究として文献を一つ加えたからです。
増田聡さんと谷口文和さんが2005年に書かれた『音楽未来形 デジタル時代の音楽文化のゆくえ』という本で、宮本先生から教えてもらうまで知らなかったのですが、本当に読んで良かったです。なんで知らなかったんだろ…

ドンピシャの先行研究ってことではなく、あくまで現在のCDの不正コピーや著作権の問題につながる流れとして、また、私たちの「音楽観」をテクノロジーの進歩や実践の変化に合わせてバージョンアップするためとして、録音の歴史を追っているのですが、
これまで自分の先行研究の中には、論文の形になっているものがなく、雑誌やインタビュー本ばかりだったので、大変参考になりました!

なので、前回のブログ以降にやった作業の中心は、この本に線を引いたりして読み倒すってことです。
で、自分の卒論に反映させたら良い感じになりました。

自分の卒論の内容をまとめると以下のような感じです。


まず、レコーディングの歴史には三つの大事な転換期があります。

一つ目はエジソンによる蓄音機「フォノグラフ」の発明です。
これによって自宅に音楽鑑賞がもたらされ、同時にレコーディングの歴史が始まりました。

二つ目の転換期はMTR(マルチ・トラック・レコーダー)の登場です。
MTRによって、重ね録りや録音後の細かな編集ができるようになりました。
そして、それまでライヴの保存でしかなかったレコードとそのレコーディングが、レコードの中に完成された作品を作るためのレコーディングへと発展しました。
このレコーディングの変化により、音楽は、レコーディング・ミュージックとライヴ・ミュージックへと分離しました。
また、MTRには一人で録音することを可能にし、現在の宅録の礎を築いたという側面もあります。

そして、三つ目の転換期をもたらしたのはDAW(デジタル・オーディオ・ワークステーション)です。
DAWとは、パソコンで楽曲制作が最初っから最後までできてしまうソフトです。
そのDAWによってアーティストたちは自宅という生活空間で曲を作ること、「生まれたままの曲と空気」を録音することが可能になりました。
そしてレコーディング・スタジオは、すべての音楽を録音する場所から、バンドサウンドを最高のパフォーマンスで録音するための場所として再定義されました。
また、スタジオ・エンジニアたちもDAWを使うことでより効率の良い作業をすることが可能になりました。
カッコよく言うと、DAWの登場によってスタジオ・レコーディングと宅録はアップデートされたんです!笑

そして、MTRによるレコーディング以降、分岐していたレコーディング・ミュージックとライヴ・ミュージックは、DAWによる楽曲制作を経て、再び合流しました。
でも、それは分岐する以前の音楽でもなければ、レコーディング・ミュージックやライヴ・ミュージックの枠でも捉えることもできない音楽となりました。
自宅という新たな制作環境が今までに無かったような音楽を生み、大きな流れとなっているのが現在のシーンなんです。
もし今、宮本ゼミ4期生の阪元くんがレコーディングする方法としてDAWを使った宅録を選ぶとしたら、この大きな流れの中にいるということです。

そういうことだよ阪元くん!笑


まあ、自分が言いたいことを一言にまとめると、
「卒論集を手にとって読んで下さい!」
という感じです。

そのことは、このブログを毎度読んでいる皆さんなら、感じとっていただけてると思います。
実際読みたくなってるはず…!

自分もみんなの卒論が早く読みたいです!

ということで、卒論日記ラストはステマならぬ、あからさまな宣伝で終わらせていただきます。

ご静聴ありがとうございました。


次回からのゼミブログは、
2期生たちが卒業するにあたって思うことをつらつらと書いていく内容になっております。

3/4からです!
トップバッターは真帆さんです。
是非チェックを!
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