大人の階段

明治大学国際日本学部宮本ゼミ2期生のブログです。

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2012/07/24(Tue)

【第17回】猫文(ねこぶみ)

おはようございます、こんにちは、こんばんは、沖野です。
昔想像していた22歳像とはかけ離れたまま22歳になってしまいました。ゾロ目!
お祝いしてくださったみなさん、ありがとうございました。

さて、このコラム「PS~一枚の写真から~」もこれでラストを迎えます!
こんなにハードルの高いシリーズのトリということで、わなわなしております(汗)
みなさん、是非とも今までのみんなの力作を振り返ってから読んでいただけたらなーと思います。

では、参りましょう!

-----------------------------------------------------------------------------------------

みなさんはご存じですか。猫界にも文通という素敵な文化があることを。

***

拝啓 
 梅雨も明け、暑さも本格的になってきましたがいかがお過ごしですか。
 あなたがこの街を離れてから約1年が過ぎましたね。新しい街では上手くやっているの?口下手なあなただから心配よ。ねずみの取れる場所はあるの?爪を研ぐのにちょうどいい木は見つかった?“郷に入っては郷に従え”よ。新しいコミュニティのボスにも可愛がってもらえるようにね。
 
RIMG0892 - コピー


 同封した写真は今度公開される『じゃ○ん』のポスター用のものよ。私、本来は凛とした美しさが持ち味なんだけど、ぐたあーっと力が抜けた感じがどうやら人間にはウケるみたい。旅行客の多い夏休みが近いからPRのための撮影に大忙しだったわ。プライベートでも相変わらずモテモテで困っちゃう。この時期は花火大会へのお誘いが絶えません。今のところ、にゃん介が第一候補ってところかしら。ツナの缶詰をたくさんいただいちゃったからね。ふふふ

 あなたの近況報告もお待ち申しております。ではまたね。
                                               敬具
                                              たま代
とら吉様


***

前略
 手紙ありがとう。なんとかこっちでも上手くやっているよ。よく行く公園は東京タワーが近くにあるから、週末は深夜0時近くになると人間のカップルがたくさんやってくるんだ。どうやらライトが消える瞬間を二人で見ると幸せになれるらしい。この間も幼馴染の二人がカップルになったようだよ。みんながなんとも幸せそうだから僕はよく見守りに来るんだ。仲良くなったクソちび族の3人も一緒だよ。彼らはカップルの文句を言うのが楽しいみたい。それを聞くのも面白いよ。
 それとね、ここの公園のブランコにはなんだかよく分からないけれど、バーコードみたいなものが付いていて、ゲームの話をしながら携帯電話をかざしに来る人がたくさんいるんだ。不思議な光景さ。
 
 さて、たま代は相変わらず大活躍のようだね。コンビニの前を通ったら君が表紙になっている猫の雑誌がたくさん置いてあったよ。それだもん、男たちは放っておかないさ。
 これから暑い日が続くようだから、体には気をつけてね。
                                                                                                  草々
                                              とら吉
たま代様

***

拝啓
 お返事ありがとう。元気そうでなにより。
 人間界にはそんな伝説があるのね。ロマンチックだこと。そんなことよりあなたがあの謎に包まれたクソちび族と仲良くしているなんて驚いたわ。私も会ってみたい。
 
 私の活躍ぶり、知っていてくれて嬉しいわ。でもね、私の人間からの人気を脅かすライバルが最近現れたのよ!犬の銅像!どうやら某高級住宅街で人気の葉っぱ製のトイプードルの像が銅製になって生まれ変わったらしいの。この街の方が雰囲気が合うからってここに移動してきたそうよ。銅像目当ての観光客も増えているけれど、負けてなんかいられないわ!この真っ白なしっぽでメロメロにしちゃうんだから!

 あ、そういえば、いつもお世話になっていた、虹が大好きな店長さんがやっている喫茶店あるでしょ。あなたも気になっていたメニュー「ボス レインボーマウンテン」は好評のようです。もう定番メニューになりつつあるみたい。
                                               敬具
                                              たま代
とら吉様

 追伸:花火大会、誘ってくれてもいいのよ?久しぶりに会いたいにゃー。


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ぎゃー!以上です。

森見登美彦さんの『恋文の技術』という手紙のやりとりで物語が構成されている小説風にしたかったのですが…。
当然のごとくレベルが高すぎて全く近づけませんでした!笑
この小説面白いので興味のある方は読んでみてください♪

みんなのブログに出てきたキャラや設定をちょこっとずつ挟んでみましたが気が付いていただけましたでしょうか。使い方が下手でごめんなさいーーーーー!

では、これにてこのシリーズは終わりです!
ありがとうございました*^^*
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2012/07/20(Fri)

【第16回】お父さんはいつだって心配

こんにちは!中田です。
前回の辰巳さんの記事キュンキュンしました…。最近少女マンガとも恋愛小説ともご無沙汰だったので久しぶりにキュンキュンしちゃって読後汗だくになりました。
青春!

さて、明治大学は来週からテスト期間に入ります。
過ごしやすい今日のうちに課題を済ましてしまおうと思っていたらもう午後ですね…大丈夫でしょうかね。なんとかします。
しかしそれが終わったら夏休み!待ちに待った夏休み!!やったーやったー夏休み!
このブログテーマも私を入れて残すところ2回です!張り切っていきましょう!

それでは本編です。今回も写真は文中に乗せています。


  ――――――――――――――――――――――――――――――――――――
sub:【旅賀好子様 〈真夏の沖縄4日間!レンタカー付きフリープラン〉 前日確認メール】
To:自分〈tabi-love0828@xxxxxxx〉
 From:明大観光〈annai3@meidaikankouxxxx〉

旅賀 好子様
こんにちは、このたびは明大観光をご利用いただきまして誠にありがとうございます。
先日お送りいたしましたチケットは確認していただけましたでしょうか。旅賀様にお申込みいただきましたプランは〈真夏の沖縄4日間!レンタカー付きフリープラン(3名様)〉でございます。明日はご指定いただいた航空便(羽田7:54発-那覇11:03着)に乗って沖縄まで移動していただきます。その後那覇空港におきまして当社の現地スタッフがシャトルバスにて旅賀様をレンタカーの受け取り所までご案内いたしますので11:30までに空港内の指定の待ち合わせ場所までお集まりください。レンタカーを受け取っていただいた後からはフリープランになります。素敵な沖縄の4日間をお過ごしください。

さて、旅賀様は今回沖縄の旅行が初めてとお伺いいたしました。沖縄にはたくさんの観光スポットがございます。僭越ながらその中のいくつかを私どものおすすめとしてご紹介させていただきます。旅行ガイドと併せて参考にしていただけると幸いです。

 まず、第一におすすめさせていただきたいのが美ら海水族館です。この水族館は旅賀様が宿泊されるホテルとも離れておりますし、その他の観光スポットと離れているということで候補から削ってしまう方もいらっしゃるのですが、ただの水族館と切り捨ててしまうにはあまりにももったいないです。この水族館の見どころは高さ8.2m、幅22.5m、厚さ60cmの巨大水槽でジンベエザメやナンヨウマンタを見るとこができる〝黒潮の海〟コーナーです。この写真をご覧ください。

IMGP0338[1]

 大きな水槽の中をゆったりと泳ぐ姿は神秘的で何時間でも見ていられます。携帯電話やデジタルカメラで写真を撮るのに夢中になるのもいいのですが、是非それ以上に肉眼で見ていただきたい光景です。
 また、美ら海水族館まで遠出していただくとその道すがらに素晴らしいスポットに遊びに行っていただくことができます。例えばこちら、古民家カフェ“花人逢”です。海を臨むまったりした空間でおいしいピザやフレッシュジュースを味わっていただくことができます。カフェ好きの旅賀様にはたまらないお店だと思います。

RIMG02345.jpg

RIMG05240.jpg

 こちらのお店は、行くまでの道路が狭くなっておりますのでご注意くださいね。旅賀様が運転すると車がボロボロになりますのでご同行者様に任せてください。

 また、こちらも美ら海水族館に向かう道にございます瀬底ビーチもおすすめです。青い海にかかる真っ白な橋を越えていただくとビーチが広がります。泳ぐにも眺めるにもとても素晴らしい海ですよ。是非現地でご覧ください。

RIMG02542.jpg

 他にもご紹介したいところが山ほどあるのですが、あまり私のおすすめばかりを押し付けても仕方がありませんのでこのくらいにしておきますね。またわからないことがあったらいつでもお申し付けください。

最後に私から沖縄旅行の注意点を3つだけ挙げさせていただきます。
1.今回宿泊されるホテルはエアコンが一括で温度設定されています。いつものようにお腹を出したまま眠っていると風邪をひきますよ。
2.目当てのお店の定休日は確認すること。行ってから閉まっていたでは時間の無駄である。
3.沖縄の道路は基本的には広くて運転しやすいですが、裏道に入ると途端に運転が難しくなります。無理せず運転の上手なお友達に代わってもらってください。その際感謝の気持ちを忘れずに。

 申し遅れましたが私今回旅賀様のご旅行の担当を務めさせていただきます旅賀好夫と申します。好子さんは今年の夏休みが学生最後の夏休みですね。学生時代の友人は一生の友となることでしょう。友達といろんなところに遊びに行って素敵な思い出をたくさん作ってくださいね。帰ってきたら父さんと母さんにたくさん写真を見せてください。気を付けて、行ってらっしゃい。

明大観光株式会社 
企画旅行部 旅客案内課 旅賀好夫
TEL 030‐xxxx‐xxxx
E-mail annai3@meidaikankouxxxx 
――――――――――――――――――――――――――――――――――――

以上です!
辰巳さんの写真を上手くいかせなくて申し訳ない。
私は沖縄には行きませんけど夏休み楽しみですねー!
綺麗なものも見たいしおいしいものも食べたいしギャーギャー騒ぎたいです!
なーつーやーすーみーーー

さて、ゼミ生を震えあがらせたお題、PS~1枚の写真から~も残りあと一回、しめを努めてくれるのはお誕生日を迎えたばかりの沖野さんです!
お題はこちら! にゃー!
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2012/07/17(Tue)

【第15回】ヘタレ脱却

こんばんは。辰巳です。

今回は画像は後でつけます。
それでは。




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朝、けたたましい目覚ましの音で起こされる。いつものことだが、休日明けの月曜日ともなればその音はいっそう頭に響く。
それで渋々起きて、だらだらと学校に行く準備をしていると次に来るのが―
「起きろーー!ほら早く、遅刻するよ!!」
このうるさい声。近所の幼馴染だ。
そりゃもう本当に腐れ縁っていうか、家が近いから中学校まで一緒だし、挙句の果てになぜか高校も一緒。
近いからってのが一番の理由だし、さすがにクラスは違うけど。
幼馴染が萌えるとかそういう話もよくあるけどそれは断じてない。まあそんな話はどうでもいい。
「なんでいつもこうなるかなーもうちょっと目覚まし早くかければ?」
といつも文句を言われる。
なぜか毎日学校へは一緒に行っているわけで、文句言うくらいなら置いて行けばいいのにといつも思っている。が、言っても無駄なので諦めている。
なんか俺完全に尻に敷かれてるな。


学校にて。
昼休みはいつもの友達とご飯を食べる。
「あちー、今日最高気温35度らしいぜ?」
「まじかよ。もうすっかり夏だなー。」
「そろそろ夏休みだしな。早く遊びてえー!」
「ほんとそれ。花火大会とかいいよな。」
「心霊スポットとか行ってヒヤヒヤしたいわ!暑いし。」
「俺怖いの嫌だわ、それパスな。」
「えー、行こうぜ。都市伝説とか怪談とかネタ用意しとくから!」
「そういうのも俺信じないもん!他のやつと行ってこいよ。」
「なんだよーつれないなー。あ、伝説系で思い出したんだけど、東京タワーのライトアップが消える瞬間を一緒に見たカップルは永遠に幸せになれるってあんじゃん?有名なやつ。」
「あー、知ってる。けど俺そういう伝説信じないんだって。ていうか別に相手もいないしな。」
「は?そうなの?てっきりいるもんだと思ってたんだけど。」
「いやいや彼女いないことくらいお前よく知ってるだろ?」
「別に彼女とは言ってないけどな。よく遊びに行ってるヤツいるじゃん?」
「それはそういうんじゃなくて単に俺が連れまわされてるだけなんだけど…。」
「と思うじゃん?」
「いやまじだって。何かあるならとっくにどうにかなってるだろ」
「と思うじゃん?」
「ほんとお前この話題になるとしつこいな。ないって。」
「それがお前ヘタレだからさー。なかなか行動に移せないか、あるいは単純に自分の気持ちに気付いてないただのヘタレだと俺は読んでるんだけど。」
「おいどんだけ俺下に見られてるんだよ!ないないない。」
「お前、それさー、ごまかしてるだけじゃね?いい加減ヘタレ脱却しろよー。東京タワーの伝説利用して告っちゃえよー。」
「…。うるせ。お前にヘタレとか言われたくない」
ちょっとイラッときてから少し考えて、ん?ってなった。
待て、何この流れ。まるで俺が幼馴染のことアレみたいじゃん。
冒頭でそんなんありえないって説明したばっかなんだけど。んなバカな。んなバカな…。


いつものように連れまわされる休日がやってきた。
無理やり家から引っ張り出される。
「今日花火大会なの!行くよ!」
ああそんな日だっけ。こないだ昼休みに花火大会行きてーって話してたの早くも叶っちまった。
「て、お前浴衣とか着ないの?」
「はあ?なんであんたと行くのに着なきゃなんないのよ!暑いしめんどくさい。」
「めんどくさいって…そのくらい頑張れよなあ。」
あれ。俺ちょっと浴衣姿見たいとか思ってるじゃん。動揺。
この前昼休みにあんな話したからだと思いたい。

屋台に寄っては食べ物を買わされ、飲み物を買わされ。
「お前ちょっとは遠慮するって考えないの!?」
と言っても平然とスルー。
まあ楽しそうにしてるからいいか。
…っておい。またこれだ。今日の俺はどうにかしてる。

やがて花火が打ち上がり、周りの人達もみんな空を見上げる。
「きれいー!!」
そういって隣ではしゃぐ。
まったくこういうとこは可愛…いやいや違う違う。
とにかくいつもこのくらい素直でいてくれればいいのに。とうっかり浮かんできた感情を必死で打ち消す。

花火なんてあっという間で、ボーっと見上げていたらいつの間にか終わっていた。
「終わっちゃったー」
「はえーな。まだ時間あるし混んでるしぶらぶらしてから帰るか」
といって歩き出す。
もしかして俺こいつとまだ一緒にいたいとか思ってる?
おかしいな。こないだ昼休みに話したことに影響されてるだけじゃなかったのか。
そんなことを悶々と考えながら歩いた。


ぶらぶら歩いているうちに、東京タワーの目の前に来た。
花火大会から流れてきた人もいるらしく、付近はこの時間にしてはかなり人が多い。
奇しくも時刻は23:55。これはあの伝説を思い出さずにはいられない。

―もう俺、ヘタレ脱却の覚悟を決めるしかないのか。
いや、自分がヘタレだなんて認めたくはないけどさ。

当の本人は色々考えてる俺に全く気づいていないのか、
「うわー晴れてるしいい感じに見えるー!てかこんな時間なのに人多いな!」
とか能天気に言ってる。
「いや当たり前だろ、そろそろじゅ…」
言いかけて、でも説明したらネタバレになってしまうことに気づいて途中でやめた。
こんな時間にこんな場所にいたら、これから何が起こるかくらい少しは分かってて欲しい。鈍感かこいつは。

手をつなげるかつなげないかくらいの、もどかしい距離。
不安なんか言い出したらキリがない。
ていうかなんでこんな展開になってるんだよ。いきなりにも程があるだろ。
あーもう、どうにでもなれ。







東京タワーの目の前に来た。
さすがに私だって知ってる。0時ちょうどにライトアップがなんちゃらってやつ。
「うわー晴れてるしいい感じに見えるー!てかこんな時間なのに人多いな!」
照れ隠しで言ったのに、
「いや当たり前だろ、そろそろじゅ…」
とかなんとか言いながら呆れ顔してる。
こっちが薄々気づいてることには全く気づいてないらしい。つくづく鈍感すぎて呆れる。
肝心の時間になってもヘタレなら文句言ってやろっと。
少しドキドキしつつ、平静を装って東京タワーを見つめた。







写真




ヘタレ脱却まで、あと5分。








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はい。
恋愛系の話を書くのは絶対無理だからどうにか違う方向に逃げてやろうと思ってたんですが、もうこの写真では逃げられないと悟って開き直りました。

ライトノベルとかでありそうな感じにしましたが字数的に急展開すぎてすいません。(笑)

結末は皆さまのご想像にお任せします!





というわけで、このテーマも残すところあと2回になりました!
次は中田さんです!

画像はこちら~。

IMGP0338.jpg
2012/07/14(Sat)

【第14回】腹黒犬

こんにちは。

どーもスターです。間違えました永塚です。

前回の飯野君がとてつもなくクオリティーが高かったので、ちょっと僕で軌道修正しますね。

では、さっそくいかせていただきます。

僕はこの写真!!

写真


僕は昔、トイプードルでした。

ご主人は某高級住宅街のセレブ妻です。犬という立場を利用してとにかくイチャコライチャコラ。

とにかく順風満帆な人生。いや、犬生。

出会いは10年前。ペットショップにて。

数々の購入者が僕に食いつく中、僕はとにかく吠えまくりでした。犬だって飼い主を選びたいのです。きれいな人に飼われたいんです。

僕はじゃじゃ馬でした。いや、じゃじゃ犬でした。

そこに彼女は現れたのです。僕は態度を急変させました。ちょこん座り、涙目、よだれという犬三代モテ要素をふんだんに活かしました。

まわりの柴犬、チワワはドン引きでした。あからさまでした。

しかし、めげない。僕はめげない。とくに僕が得意とするよだれ中心の攻撃へ。

セレブ妻は即私を購入。よだれで僕はビチャビチャです。

そのためついでによだれかけ、いや、スカーフをご主人様は購入。

ファッションリーダーの誕生でした。

そこからはチヤホヤされる人生でした。スカーフは功を奏しました。

ご主人がこの子よだれが凄いのと周りの人に言うたびにこれは振りか?と言わんばかりにビチャビチャにしてやりました。後日、ご主人様はスカーフを二枚購入。

毎週行くペットサロンではよだれで時の人。時の犬に。しつこい?
何年かして僕はよだれちゃんという称号を手に入れました。

有名になりたい。僕は止まりませんでした。

メディアへの露出が次の僕の目標になりました。

某携帯会社の犬が私の心に火をつけました。

お父さん犬。この言葉は僕の前ではタブーです。
CMが流れるたびにテレビをビチャビチャにしてやりました。

僕はトイプードルに生まれたことを初めて後悔しました。

なぜ?なぜトイプードルはドラマ、CMの露出が少ないの?

ブルドックが世間を騒がせたとき怒りは頂点に。

空前のブサイクブーム。キモカワイイ。はい?僕は可愛いです。

そして10歳にして僕の犬生は幕を閉じました。

しかし、私の心は現世に残りました。
有名になりたい。ただその一心が心残りでした。

そして事態は一転。


よだれで有名な僕は毎週通っているペットサロン前にて飾られることに。よだれかけ(980円)を装備!!

歴史に名を刻む瞬間でした。

しかーし、僕はクレームをつけたい!!

なぜ、銅像じゃない?

はっぱて!!

みなさん思い出してください。西郷どんの隣を。銅!!銅!!

そして渋谷を!!HACHI!!
彼は犬界の神です。待ち合わせ場所です。

歴史に名を刻むのは決まって銅像なのです。

まだまだ死ねない。映画化が決まるまで。いや、せめてCM。そう思う僕なのでした。


はい。では次はこれ!!
写真


次は辰巳さん!!

よろしくおねがいします。

2012/07/10(Tue)

【第13回】predation

こんにちは。

女子力が高い飯野です。

自覚はまったくありませんが…。

今回はお題の写真を冒頭ではなく、本文中に掲載しました。

では、さっそくいきたいと思います。






_______




西暦 2500年




とある酒場にて。



ギー。



カランカラン



バタン。




タッタッタッタッタッ。

タッタッタッタッタッ。



ガタッ。

ガタッ。






『…あ、すいません、ラム酒とステーキを。』


「では、私も同じものを。」




『…それにしても久しぶりだな。元気だったか?』


「元気といえば元気、元気じゃないといえば元気じゃない、そんなところです。」


『…相変わらずだな。あんたはいつもはっきりしない。』


「そうでしょうか。自覚はまったくありませんが。」


『自覚がないところも相変わらずだ。』





「………最近はどうですか?仕事の方は。」


『仕事は順調だよ。俺が捕まらず、ここにいることがなによりの証拠だ。』


「たしかに、そうですね。最近はどういった案件を?」


『そうだな、クライアントによってまちまちだが、最近は金品や絵画をターゲットにする場合が多いな。…そういえば、この間クライアントに面白い話を聞いたんだが。本題に入る前に話してもいいか。獣医だったあんたの見解をぜひ聞きたくてね。』


「面白い話ですか。あまり時間はありませんが…。どうぞ。」


『そうツレないこと言うなよ。いやな、これは噂というか都市伝説のようなものなんだが。あんたも知ってるだろ、もう数百年も続いてる伝染病のことは。』


「はい。獣医だったころは個人的にも研究していましたからね。」


『そうだったな。ならこのことについては俺なんかよりあんたのほうが詳しいかもしれないが…。まあいい。話を続けよう。あんたも知ってるように原因不明の伝染病が流行し始めてから今年でちょうど400年になる。400年という長い年月をかけてあらゆる動物達が絶滅へ追いやられ、俺たち人間以外は一種類の動物を除いていなくなっちまったわけだ。』


「そういえば、今年で400年ですか。2年前、獣医をやめるのと同時にこの手の研究もやめてしまいましたからね。すっかり忘れていました。」


『話を続けるぞ。その残り一種類についてなんだが、もう政府が保有している数匹しかいないって話だ。

さて、噂はここからなんだが。いいか、この伝染病には誰もが疑問に思ってきた部分がある。それは…』


「なぜか人にはうつらない、ですか。」


『そうだ。たしかに動物に限定した病気がいくつもあることはとうの昔に証明されてるし、そんな病気があってもおかしくはない。が、この伝染病に関してはちょいと話が違う。この伝染病は例外なく、ありとあらゆる動物を死へ追いやってきた。そんな病気がなぜか人にはうつらない。………どうしてだと思う?』


「どうして、ですか。私がまだ獣医だった頃、この病気に関する論文をいくつか読みましたが、どの論文もその原因については言及されていませんでしたね。」


『そう。原因は不明。動物にはうつるが、人にはうつらない。なぜか。
…と、ここで軽く頭を働かせれば、当然のように出てくる考えがある。それは、病気は人工的なものなのではないのか、という考えだ。』


「…たしかに、そういった噂はよく耳にしますね。学者によってはその説を信じ、独自に研究・調査している者もいるそうです。が、大方の見解は人工的なものではない、ということで一致していますよ。」


『大方は、だろ。この話にはさらに裏がある。あんたは人工知能と動物実験については聞いたことあるか?』


「急に胡散臭い話になりましたね。人工知能はともかく、動物実験は法律で禁止されているはずですが…。」


『たしかにそうだが、どの世界にも裏の世界ってもんがある。それは学者の世界も例外じゃない。
こんな話がある。今から400年前、優秀な学者10人がある実験に成功した。動物に人工的な知能を植え付ける実験だ。実験台にされた動物の大半はそのショックに耐えられず、命を落とした。が、ごく稀に成功した動物がいた。これらの動物は人類と同等、あるいはそれ以上の知能指数を示したらしい。』


「…また突拍子もない話ですね。それは、あくまで都市伝説レベルでの噂でしょう。で、この実験の話と伝染病の話に因果関係でもあるのですか?」


『因果関係があるってもんじゃない。聞いて驚くなよ。この人工知能こそが伝染病の正体なんだよ。』


「………と、言いますと?」


『つまりだ、全世界でありとあらゆる動物が命を落とし、次々と絶滅が確認されてきた。これは動物にしかうつらない伝染病が原因だとされ、長年その対策が打てないまま、現在のような状態になったとされている。しかしだ、実際は人工知能の動物実験による死が次々と動物を絶滅へと追いやってるということなんだよ。』


「………話が見えませんね。少し整理しましょうか。今から400年前、ある伝染病が流行し、長い年月をかけて人類以外の動物ほぼすべての種を絶滅へと追いやってきた。時を同じくして400年前、ある学者達が人工知能の実験に成功した。あなたの話ですと、この人工知能の実験による弊害が、表向きは伝染病による死とされていると。」


『そういうことだ。さすがだな。飲み込みが早い。』


「…仮に、ですよ。仮にあなたの話が事実だったとして、なぜ学者達はそんなことを?」


『人間のエゴへの反逆、だそうだ。動物達が人間に支配されている現在のこの構図を逆転させ、動物中心の世界を造ることはできないか、動物が人間を支配する世界が造れないか、という考えがことの始まりらしい。』


「………ということは、その学者達は人工知能を動物に植え付け、人類を支配しようと?」


『そういうことだ。地球上に存在するすべての動物に実験を施し、人工知能をうえつける。そして、学者達と人工知能を持った動物で人間を支配し、新世界を造るって寸法だ。』


「…表向きは伝染病で動物が少なくなっているように見えますが、実は着々と人工知能の持った動物が増え、今もどこかで生きているということですか。
………ですが果たしてそんなことが可能なのでしょうか?そもそも私は人間が支配されるとは到底思いませんが。」


『まあな。一見、難しく思えるかもしれない。たしかに人間は知能に関しては動物より上だ。だが、他の能力についてはどうだ?ありとあらゆる能力が動物より劣っている。そんな動物に人間並の、いや人間以上の知能がついたらどうだ?』


「………。」


『答えは至極単純だ。動物による支配。人類滅亡だよ。』


「うーん、すごい話ですね。
…ん、ということはですよ…その話が本当だとして、400年続くこの計画はもうすぐ終わりに近づいてるということになるわけですね。」


『そういうことだ。現在、人類が保有する動物は一種類のみ。この話の通りに世界が回ってるとして、長かった計画も残り一種類を除いて実験が終わったということになる。』


「その残り一種類が政府の管理するライオンということですか。」


『俺の掴んだ情報によれば、近々ライオンも絶滅してしまうそうだ。もちろん、表向きな原因は伝染病によるものだがな。計画が始まってちょうど400年の今年、ライオンに実験を施し、すべての準備が整うってわけさ。現在は学者達がある機関で実験済みの動物を管理、洗脳しているらしいが、すべての実験が終われば、動物達を解放するのかもしれないな。』


「………その後にあるのは動物による支配と人類の滅亡ということですか。…いまいち信じ切れませんね。」


『まあ、そうかもな。…だがな、こうして俺達が世間話をしている今も、世界のどこかでは最後の実験台、政府のライオンを手に入れる計画が練られているのかもしれないんだ。』


「………大方の話はわかりましたが、一ついいでしょうか。そもそも、こんな話が政府にバレないというのもおかしな話ではないですか?」


『それなんだがな、実は政府内部の人間もこの件に一枚噛んでるって話だ。そもそもこの学者10人で始まった組織も現在ではずいぶんと大きなものになってるらしい。その中に政府の者も何人かいるという噂だ。』


「政府にまで息がかかっていると。
………それにしても詳しいですね。独自に調査でもしたんですか?」


『ん、まあ少しだけな。クライアントにこの話を聞いてから気になっちまって、独自のルートで調査をした。たしかな筋で集めた情報だ。ただの噂で終わる話ではけっしてない。』


「たしかに、あなたの話は噂の域を越えていますね。噂にしては筋が通っています。まだ信憑性にかける部分もありますが…。
ただ、仮にこの話が事実であるとして、あなたは少し知りすぎているのかもしれません。

もし、私がその組織の者だったらあなたを生かしてはおきませんよ。」


『ははは。面白いことを言うな。だが、的を得ている。たしかに俺は知りすぎたのかもしれない。身の安全には気をつけるよ。
………とまあ、話はここまでだ。長いこと話してしまってすまなかったな。元獣医のあんたの意見が聞きたくてつい長話をしてしまった。
…そろそろ仕事の話をしようか。』


「噂話にしてはなかなか楽しめましたよ。
………では本題に入りましょうか。」


『で、今回のターゲットは?俺は何を盗めばいい?』





ガサガサ。




ペラ。



「この写真を見てください。今回、あなたに盗んでいただきたいのはこれです。」




ライオン




時は流れて…



西暦3000年


とある酒場にて。


ギー。


カランカラン。


バタン。



タッタッタッタッタッ。

タッタッタッタッタッ。



ガタッ。

ガタッ。



「なあ、知ってるか?」


『ん?』


「今から500年前は俺達、人間に支配されてたらしいぜ。びっくりだろ?」


『おいおい、んなわけあるかよ。あんな弱っちい生き物に動物の俺達が支配されるわけがないだろ。』


「んー、まあたしかにこれは噂だからな。俺も完全に信じてるわけではないんだがな。
………お前いつものでいいか?」


『ん、ああ、頼む。』




「…あ、すいません、ラム酒と人肉のステーキを。」







_______
最後まで読んでいただきありがとうございました。


次は未来のスター永塚くんです。


写真はこちら。


写真
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